上手いボーカルはここが違う。バンド練習までに確認しておきたい4つのポイント
皆さん、ボーカルライフ楽しんでいらっしゃいますか?
今回はバンドのボーカルが、次の練習までに確認しておくべきことを書いてみます。
ごくごく基本的なことばかりではありますが、意外とできていないことや、おろそかになっていることもあるはずです。
この機会にいま一度、見直してみましょう。
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歌詞を確認する
これはまず基本です。
初回の練習から覚えていくのが基本です。
歌詞の覚え方のコツはこちらを参考にしてください。
曲を何度も繰り返して聞いて、しっかり覚えておきましょう。
とはいえ「初回からすべて暗記しておくのは大変……」と思われる場合は、少なくとも歌詞カードを必ず用意しておきましょう。
音程を「細かく」確認する
これも基本ですが、大事なのは「細かく」確認できているかどうかです。
「なんとなく音程を取ってきた」という場合によくありがちなのが、1番は問題なく歌えるのに「2番あるいはCメロのような少し変化させたパートを歌うと不安定になる」という失敗です。
このような細かい部分もしっかり確認して練習にのぞむようにしましょう。
また音程が外れていると、バンドで合わせたときに不協和音として聞こえることになります。
コピーバンドで既存の曲をやる場合は「間違えただけかな」と判断できなくもないですが、オリジナル曲をやったときに不協和音が聞こえてくると「どこが悪いんだ!」と突き詰めて確認する必要が出てきます。
少なくとも、自分が音程を外したかどうかぐらいは判断できるようにしておきましょう。
ほかのパートが何をしているかを確認する
ほかの楽器との絡みができるのがバンドの魅力の一つです。
ですが、意外とボーカルが他のパートを気にしていないことも多いので、しっかりチェックしておいてください。
例えば以下のようなことです。
- ボーカルの後ろでベースがちょっとしたフレーズを弾いている
- 歌のちょっとした隙間にギターの音や、ドラムのフィルが鳴る
- キーボードがボーカルとハモるようなフレーズを弾いている
他の楽器がボーカルとどういう関係を持とうとしているのかを確認しておくことで、歌い方・意識の仕方が変わってきます。
- ベースとしっかりリズムを合わせて歌う
- ギターやドラムのソロが目立つようにボーカルの引き際を伸ばしすぎないように
- ハモりとうまく音程を合わせる
また曲の構成を把握していないとできないパフォーマンスなどもありますね。
- 絡みたい楽器の方を向いて歌う
- そばに寄っていく
- 指をさしてソロを振ってあげる……など
そんなパフォーマンスもしっかりできるよう、ぜひ確認しておきましょう。
キメを確認する
先ほどあげた「ほかのパートを把握する」というのと似ていますが「キメ」を確認しておくのも大切です。
簡単に言うと、音やフレーズの出始めと終わりぎわなどです。
例えば、2番の終わりで全員が音を止めるブレイクと呼ばれるタイミングや、止めた後はだれが最初に音を出すのか(例:ボーカルから入り始める)などです。
こういった「キメ」の部分は、ミスすると非常にカッコ悪いので注意です。
他にも、このタイミングで「Oh!」や「Yeah!」などの掛け声のようなフレーズを入れるということがあれば、確認しておきましょう。
最後に
まずはボーカル個人で確認するべき歌詞・音程をしっかり固めておき、それに加えてほかのパートの構成も頭に入れておきましょう。
しっかりできていると「練習してきたな!」とメンバーから信頼してもらえるようになります。
逆にこういうことができていないと、メンバーのテンションを下げてしまうことになりますので気を付けましょうね。
それでは、楽しいボーカルライフをお送りください!
ライタープロフィール
ボイストレーナー
でんすけ
大阪で活動するボイストレーナー。
プロの卵たちを育成中です。
ボイトレに関するブログも更新中ですので、当「スタジオラグへおいでやす」の記事と併せてぜひご覧ください。
また、最近DTMも始めて少しずつ曲を作るようになりました。
練習で作ったインストっぽい曲をSoundCloudに載せていったりしているので、ご興味持っていただけると幸いです。
SoundCloud:
https://soundcloud.com/densuke_osaka
ウェブサイト:http://dn-voice.info
Twitter:densuke_snail