簡単にハモるコツ。歌のハモり方の基本
皆さん、ボーカルライフ、楽しんでいらっしゃいますか?
「ハモりたいけど歌下手だし」「ハモっても、つられちゃうんだけど」「ハモりの音程がよくわからなくて作れない」
などなど、ハモりに関してはお悩みの方も多いかと思います。
そんなあなたのために、今回はハモりのコツをお教えします。
- 【アカペラ奏者が重宝している】コーラスでキレイにハモるための5つの基礎練習
- 歌のハモり方。3人以上で重厚なハモリをしてみよう!
- DTMや作曲に役立つ!ドラム打ち込みの基本
- 【誰でも曲が作れる!】GarageBand(ガレージバンド)の基本的な使い方
- DTMで絶対にやってはいけないたった1つのタブー
- 作曲ができる人、できない人
- MIDIで打ち込んだギター音源と本物のギターを比較してみた
- ライブで打ち込みと同期する方法
- 歌うと鼻声になる!鼻声を改善するための3つのコツ
- 動物を歌った童謡・民謡・わらべうた
- 【泣ける】結婚式にオススメ!感動のウェディングソング
- 意外と知らない!?ゲイン(GAIN)とボリューム(Volume)の正しい使い方
- 【女性のための】カラオケで歌いやすい曲。無理なく歌えそうな曲
- 定番からフリーまで、簡単操作でおすすめのVJソフト8選
- 60代におすすめのいい歌。邦楽の名曲、人気曲
- 深夜でもOK!どこでもギターの練習ができるアイテムのご紹介
- のどが弱い人のためのボイトレ。知っておきたい2つの咽(のど)と喉(のど)
- 【永久保存版】ボーカリストなら読んでおきたい記事まとめ、歌の基礎知識
- 「良い声」と「歌がうまい」の関係とは?
ハモりって必要?
ハモりと言うと「ボーカルと一緒になんとなく歌っているあれでしょ?」「別にうちのバンドには必要ない」と思われている方も多いのではないでしょうか?
しかし、ハモりが入っているかどうかで曲の聴き映えが大きく変わり、一気に華やかになります。
どれだけ他の楽器がカッコよく演奏しても、ハモりの雰囲気というのはハモりにしか出せません。
例えば、バンドにおいて楽器の演奏は第一でハモりがなくても曲として成立するのですが、サビで盛り上がりたいときにボーカルが1人だけで必死に歌うよりは、コーラスが一緒に入ってきれいに響いた方が迫力が出て盛り上がるし、なによりも一緒に歌っているという一体感が生まれます。
……と、私もバンドボーカルをやることがありますが、メンバーがあまりコーラスをやってくれなくて寂しいので、その思いをここにぶつけてみました(笑)。
なくてもいいけど、あった方が楽曲全体が華やかになります。
ハモりってどうやって作るの? まず試しておきたいこと
声楽をやったり、複数ボーカルなどで複雑なことやったりという場合でなければ、メインメロディの3度上もしくは3度下を歌っておけば間違いではありません。
「短3度、長3度どっち?」というのはその曲の調によります。
臨時記号の「#」や「♭」がつかない方が正解です。
3度上か下か、どちらを選べばよいかは好みもあると思いますが、ざっくりした印象でいうと、3度上の方が音が高いためどちらかというと華やかな、きらびやかな印象を付けることができます。
3度下は落ち着きがありながらも重厚な印象です。
最近の曲なんかはサビで非常に高い音をメインボーカルが歌っているため、3度上をハモろうとすると声が出ない!となる可能性もあるので、そういう意味では3度下のほうが無難かと思います。
ただし、3度下をハモる方がメインの音程につられてしまいやすいです。
高い音の方が目立って聴こえてきてしまうため「気が付いたらメインと同じ音程を歌っていた」ということになりやすいのです。
ピアノなどの鍵盤を活用すると、正確な音が確認できます。
ハモろうとしたら、メインのメロディにつられてしまう
「解決策は、慣れです」と言ってしまうと身もふたもありませんが……ハモりは覚えてしまうのが一番の近道です。
ハモりの音程をしっかりと覚えてください。
少なくとも、ハモっている自分がどの音程を出すべきなのかは、実際に声を出してしっかりと確認しておいてください。
覚えたら実際にメインのメロディと合わせて歌ってみてください。
このときに大切なのは、音が合っているということもさることながら、重ねるとどういう響き方をするのかを体で感じることです。
「きっちりハモれているとこんな感覚になるんだな」ということ。
1人で歌っていると例えば「ミー」と単音で発声できていたものが「ド」と「ミ」をハモって歌うと「ドミー」のように混ざった音程で発声しているように感じます。
この感じを覚えたいわけです。
ちなみに、ハモりの練習音源をこちらで紹介しています。
これらを活用してハモった時の感覚を体感してみてください。
ハモりがどうしてもできない場合
ハモりが苦手な方は、はじめは多少音程を外しても深く気にしなくていいと思います。
アカペラグループのようなハモりを聴かせる音楽であれば別ですが、そうでなければ多少音が外れていても、みんなが歌っている一体感を聴かせるだけでも効果はあると思います。
また、ライブ本番中にどうしてもつられてしまって音がわからなくなったら、メインとユニゾン(同じ音)で歌ってしまってもいいと思います。
音が厚くなって一体感が出せるのも、ユニゾンの魅力と言えます。
音程がわからなくなって、無理して音を探しているような状態になるようであれば「あきらめてユニゾンに切り替える」というのも一つの解決策です。
最後に
今回はハモりについての基本とコツについてでした。
- 3度上下でハモるのを試す
- 音程をしっかり覚えること
- 声を重ねたときの感じを体感しながら覚える
このポイントを踏まえると、少し練習しやすくなるかと思います。
わからなくなったらユニゾンでも構いません。
一緒に歌うことで、よりメロディを強調できます。
ちなみに、私のブログでも同じようにハモりに関する記事を書いたことがあります。
テクニックを身につけて歌唱力を上げよう!ハモり編 | dn-voice
こちらもあわせて参考にしていただければと思います。
それでは、楽しいボーカルライフをお送りください!
ライタープロフィール
ボイストレーナー
でんすけ
大阪で活動するボイストレーナー。
プロの卵たちを育成中です。
ボイトレに関するブログも更新中ですので、当「スタジオラグへおいでやす」の記事と併せてぜひご覧ください。
また、最近DTMも始めて少しずつ曲を作るようになりました。
練習で作ったインストっぽい曲をSoundCloudに載せていったりしているので、ご興味持っていただけると幸いです。
SoundCloud:
https://soundcloud.com/densuke_osaka
ウェブサイト:http://dn-voice.info
Twitter:densuke_snail