歌が上手い。歌唱力が高い日本の男性歌手
シンガーの評価軸って、必ずしも歌唱力だけではないですよね。
歌はそんなに上手くないけどバンドのフロントマンとしての存在感やスター性がハンパない人、個性的な声がウリの人、技術的には上手くはないけれど歌や声に圧倒的な説得力のある人等々…。
もちろん聴く人の好みによって評価が分かれる部分も多々あります。
でも、本稿ではあえて「歌唱力の高さ」にこだわって楽曲をセレクトしてみました。
たまにはそんな聴き方で歌や楽曲に接してみるのも悪くないのでは?
「なんであの人が入ってないの!?」みたいなご意見のある方は、ぜひメッセージをお寄せくださいね!
もくじ
- 歌が上手い。歌唱力が高い日本の男性歌手
- 最高到達点Fukase(SEKAI NO OWARI)
- 日常藤原聡(Official髭男dism)
- We areTAKA(ONE OK ROCK )
- 青のすみかキタニタツヤ
- 夏を抱きしめて前田亘輝(TUBE)
- Teenager Forever井口理(King Gnu)
- 紫の夜を越えて草野マサムネ(スピッツ)
- 君は薔薇より美しい布施明
- ダンスホール大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)
- La La La Love Song久保田利伸
- 第ゼロ感TAKUMA(10-FEET)
- 愛の待ちぼうけ堂珍嘉邦
- GreenGreen岩沢厚治(ゆず)
- 望郷竜飛崎彩青(りゅうせい)
- HIGH PRESSURE西川貴教(T.M.Revolution)
- 罪の恋二見颯一
- クリスマスキャロルの頃には稲垣潤一
- 田園玉置浩二(安全地帯)
- アイラブユー清水依与吏(back number)
- 雪月花辰巳ゆうと
- 海の幽霊米津玄師
- 今宵の月のように宮本浩次(エレファントカシマシ)
- 喜劇星野源
- 辛今市隆二(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)
- 千の風になって秋川雅史
- BLOWIN’稲葉浩志(B’z)
- 鋼の羽根野田洋次郎(RADWIMPS)
- 浪漫飛行石井竜也(米米CLUB)
- SEVEN DAYS WAR宇都宮隆(TM NETWORK)
- 始まりはいつも雨ASKA
- 24sync貴水博之(Access)
- P.A.R.T.Y. ~ユニバース・フェスティバル~ISSA(DA PUMP)
- WHO’S GONNA SAVE USHyde(L’Arc~en~Ciel)
- 片隅三浦大知
- 壊れかけのRadio徳永英明
- 勝手にしやがれ沢田研二
- やさしさで溢れるように (Cover)川畑要(CHEMISTRY)
- ENDLESS RAINTOSHI(X Japan)
- ラブ・ストーリーは突然に小田和正
- すばらしい日々奥田民生(UNICORN)
- クリスマス・イブ山下達郎
- 接吻田島貴男(ORIGINAL LOVE)
- 祭りのあと桑田佳祐(サザンオールスターズ)
- 島人ぬ宝比嘉栄昇(BEGIN)
- 夢の中へ井上陽水
- Yes, I do米倉利紀
- 夏の終わり森山直太朗
- 兄弟船鳥羽一郎
- 有楽町で逢いましょうフランク永井
- 酔歌吉幾三
- Radio Magic西田昌史(EARTHSHAKER)
- FLOWERGACKT
- 帰ろかな北島三郎
- 太陽が燃えている吉井和哉(THE YELLOW MONKEY)
- 悲しみは雪のように浜田省吾
- 昴谷村新司
- アイ秦基博
- 冬がはじまるよ槇原敬之
- 望郷じょんから細川たかし
- 千曲川五木ひろし
- 影法師堀内孝雄
- 誰か故郷を想わざる霧島昇
- 友よ ~ この先もずっと・・・Ryoji(ケツメイシ)
- HANABI桜井和寿(Mr.Children)
- the curb澁谷逆太郎
- 北の出世船福田こうへい
- マジンガーZ / INFINITYバージョン水木一郎
- 違う、そうじゃない鈴木雅之
- 僕が僕であるために尾崎豊
- 君が誰かの彼女になりくさっても奇妙礼太郎(天才バンド)
- DESIRERYUICHI(LUNA SEA)
- 地上の星デーモン小暮閣下
- 唇スカーレット山内惠介
- 20+∞Century Boysyasu(Acid Black Cherry)
- 神田川南こうせつ
- モニカ吉川晃司
- 愛のメモリー松崎しげる
- 星空のディスタンス桜井賢(THE ALFEE)
- 北の蛍森進一
- 灯ル祈リ黒田俊介(コブクロ)
- 道ATSUSHI(EXILE )
- POP STAR平井堅
- 津軽恋女新沼謙治
- 言えないよ郷ひろみ
- 恋唄前川清
- 夫婦春秋村田英雄
- I Will Get Your Kiss中川晃教
- 声が聞こえる向井太一
- 大空と大地の中で松山千春
- 燃えよ藤井風
- Crazy Night二井原実(LOUDNESS)
- Helter Skelter人見元基(VOW WOW)
- Symphony平井大
- 天体観測藤原基央(BUMP OF CHICKEN)
- サボテンの花財津和夫(チューリップ)
- いつの日か矢沢永吉
- Sorry清水翔太
- 傷だらけのローラ西城秀樹
- 涙ぐらし角川博
- Lien~選ばれし絆~青木隆治
- 新潟ブルース美川憲一
- 長崎の女春日八郎
- 東京やしきたかじん
- 古城三橋美智也
- レッツゴー!! ライダーキック子門真人
- 愛とか恋とか竹中雄大(Novelbright)
- 雪の渡り鳥三波春夫
- どうかもう一度…高橋栄一
- 君をこえる日角松敏生
- Always下山武徳
- 限界突破×サバイバー氷川きよし
- HOWEVERTERU(GLAY)
- 誘惑ラプソディRYUICHI(ギルド)
- まちがいさがし菅田将暉
歌が上手い。歌唱力が高い日本の男性歌手
最高到達点Fukase(SEKAI NO OWARI)
SEKAI NO OWARIの6作目の配信限定シングルで、2023年9月リリース。
テレビアニメ『ONE PIECE』のオープニングテーマとして書き下ろさたそうです。
このSEKAI NO OWARIでボーカルを務めるFukaseさん、ちょっと少年っぽい歌声がとても魅力的なシンガーさんですよね!
その歌唱もとても素朴で、決して「歌の上手さ」を強調したような歌い方をするシンガーさんではありませんが、ボーカルメロディで使われているすべての音域で、しっかりと響く歌声は特筆に値する思います。
日常藤原聡(Official髭男dism)
日本のポップロックバンド、Official髭男dismの通算6作目のシングルで、2023年9月に『Chessboard』とのダブルAサイドシングルとしてリリースされました。
ちょっと憂いを帯びたようなメロディが印象的なミドルテンポのポップナンバーですね。
これを歌うボーカルのFukaseさんは、伸びやかな高音域での歌唱には定評のあるシンガーさんですが、その歌唱はこの楽曲でも健在!
比較的複雑に上下する歌唱難易度の高いメロディをリスナーにそれを感じさせることなく難なく歌いこなされています。
シンガーを目指す方には、歌唱表現による発声の使い分けの参考曲としても最適な一曲だと思います。
We areTAKA(ONE OK ROCK )
森昌子さん、森進一さんを両親に持つ、ONE OK ROCKのTakaさん、生まれからして、歌うべくして生まれてきたような人ですが、ただの親の七光になっていないのが彼のすごいところ。
クリアでパワフルなハイトーンからデスボイスのような声まで自在に使いこなして、幅広い表現で歌っています。
発声の基礎力の高さやピッチの正確さも特筆もの。
今回、ここに掲載している動画はライブのものですが、ライブパフォーマンスでこの安定した歌唱は特筆ものでしょう。
しかも年齢の若さを考えると恐ろしいものがあります。
英語の発音がもっと良ければ、きっと世界で通用するシンガーになれるでしょう。
まだまだ成長期にあるTakaさん、今後の成長からも目が離せない存在ですね。
青のすみかキタニタツヤ
キタニタツヤさんの配信限定シングルで2023年7月リリース。
ここで聴けるキタニさんの歌唱は、聴く人を曲の世界に引き込みます。
地声とファルセットの見事な切り替え、難解なリズムを巧みに操るボーカルテクニックは、聞く者の心を鷲掴みにします。
この一曲では表情豊かなボーカルが、曲の世界観を色鮮やかに描き出し、リスナーに深い印象を残すことでしょう。
感情の起伏を予測不能な変化で表現するキタニタツヤさんの声には、ひと聴きしただけでは把握しづらい奥深さがあります。
説得力ある表現力で歌われるこの楽曲は、歌唱力を磨くための練習素材、参考材料としても最適でしょう。
夏を抱きしめて前田亘輝(TUBE)
TUBEの通算18作目のシングルで、1994年5月リリース。
トヨタ・カローラセレスのCMソングに起用され、オリコン集計による累計売上は94万枚を記録する大ヒット曲になりました。
このTUBEのボーカルの前田亘輝さんと言えば、そのハンパない声量と、とてもパワフルで伸びやかな高音域での歌唱がとても高く評価されているシンガーさんですが、その歌声はこの楽曲の中でも存分に楽しむことができます。
ただパワフルなだけでなく、囁くようなウィスパーボイスまで使いこなして、歌唱表現にメリハリをつけて歌えるとこもまた尊敬に値するシンガーさんですね!
Teenager Forever井口理(King Gnu)
King Gnuと言えば、常田大希さんと井口理さんのツインボーカルがステキなミクスチャーロック系のバンド。
少しハスキーな声の常田さんも魅力的ですが、今回フォーカスしたいのは、非常に心地いいハイトーンを聞かせてくれる井口さんのボーカルです。
東京藝大で声楽を学んだという彼、たしかにKing Gnuの楽曲の中に、いわゆる声楽っぽい発声や歌い方をしているものは皆無ですが、そこで学んだ経験は、King Gnuの楽曲の中の特徴でもあり魅力でもある、きれいなファルセットボイスでの歌唱などを筆頭に十二分に活かされていると思います。
また、ファルセット(高音)→ミックスボイス(中高音)→地声(中低音)と声の切り替えが非常にスムーズで、まったく違和感がないことにも井口さんの技術力の高さを感じられます。
これがあるからこそ、ハスキーな常田さんのボーカルとのコントラストが明確になってバンドの個性をより際立たせているんでしょうね。